開催:2024年10月26日(土)・27日(日)
大会名:2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦 第56回 MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿
ライダー名: 松岡玲
ゼッケンNo: 12
マシン: YZF-R6(ST600)
チーム名: ITO RACING BORG CUSTOM
天候: 曇り
観客数:土曜日:6,800人
日曜日:7,800人
2024年全日本ロードレースST600鈴鹿Rd序章
最終戦鈴鹿に向け、チームは慎重に準備を進めた。
鈴鹿でプライベートテストを2日間行い、マシンの調整を重ねた。
松岡玲はウエットからドライまでの様々なコンディションに適応するため、細かな調整と集中力を駆使し、レース当日へと備えた。
テストでの手応えを胸に、ウィークへと挑む松岡玲の姿には、既に全力で戦い抜く覚悟が感じらた。
10月26日(土)ST600公式予選(30分)
いよいよ予選のスタート。
2周目のアタックラップで赤旗が出るクラッシュが発生し、一時中断。
タイヤを消耗する不利な状況になったが、松岡玲は冷静に乗り越えて2’11.099をマーク。
10秒台に僅か届かなかったが、予選自己最高2番手のリザルトを残した。
ピットにも熱気と緊張感があふれる中、決勝レースへの意気込みはますます高まっていった。
10月27日(日)ST600決勝(13Lap)
鈴鹿サーキットでの最終決戦がついに幕を開けた。
松岡玲はスタート直後から2番手につけ、6台1パックとなるトップグループでの白熱したバトルを繰り広げた。
中盤にはトップに立つ場面もあり、激しいハイスピードバトルの中でタイヤマネジメントを計算しつつ冷静な戦略を保った。
残り2周他車とスリリングな接戦を展開したが、4番手で最終シケインに飛び込むも
わずか0.135秒差で惜しくも4位でチェッカーを受ける事となった。
シリーズランキングは昨年の12位から6位へアップした。
表彰台に一歩届かなかったが松岡玲の最後まで攻め続ける姿に、観客は息を飲んだ。
ピットウォークファンサービス
最終戦鈴鹿はレースだけでなく、イベントでも盛り上がりを見せた。
鈴鹿サーキットでは16~23歳の若いファン向けに無料入場の施策があり、サーキットには例年より多くの若いファンが来場。
ピットには選手との交流を求める列ができ、選手はファンとの交流を笑顔で応じた。
松岡玲もファンとの交流はかかさない、ファンの方々が松岡玲に与えてくれる力は絶大である。
2024全日本ロードレース選手権シリーズ総括
2024年、ST600クラスで奮闘し続けた松岡玲とチームの努力は、ファンの心に深く刻まれるものとなった。
惜しくも表彰台には届かなかったものの、その熱意と粘り強さは確実に次へと繋がる一歩に。
2025年シーズンはさらなる強化とともに、成長した姿で再びサーキットに戻り、頂点を目指す松岡玲に期待が高まるばかりだ。
今後の展望
2024年シーズンの激闘を通して確かな手応えを得た松岡玲。
次なる目標は、2025年の全日本ロードレース選手権での表彰台獲得と連勝、そしてチャンピオンだ。
戦略やライディングの見直しに取り組み、2025年シーズンの開幕を楽しみにしているファンの期待に応えるため、新たな挑戦への準備はすでに始まっている。