公式予選~決勝レース結果と概要
7月17日(土)公式予選
天候:晴れ コース:ドライ 気温29.4度 観客:4,000人
〇会場:三重県 鈴鹿サーキット(1周5,821m)
7月18日(日)決勝レース(全日本4クラス)
天候:曇り コース:ドライ 気温28.4度 観客:6,500人
とにかく熱い!夏です
通常であれば8時間世界耐久ロードレースが開催される日ですが、コロナウイルスの影響でこの日に変更となり
厳重なコロナ対策の中開催されました
関係者の皆様開催して頂いて本当にありがとうございます
鈴鹿8時間世界耐久ロードレースは11月に!全日本選手権と入れ替わりです
ST600クラスの松岡玲の公式予選結果
16位(38台)
決勝レース結果 DNF(Did Not Finish リタイヤ)
ランキング13位
各社スポンサー様、ファンの皆様この度のレースに多大なる応援、ご支援頂きまして感謝申し上げます
この度の決勝レースでの転倒を心よりお詫び申し上げます
ここまでノーポイントが無かった松岡玲ですが、決勝レースでDNF何が起こったのでしょうか?
検証してみましょう
公式予選
ウィークからなかなか掴めない日が続いていた様です 自己ベストには程遠く今までで一番うまくいってない感じです
どのセクターでも勿論大事ですが、鈴鹿サーキットは第1セクター(1コーナーからダンロップ手前)までのコーナーリングスピードを上手くのせる事ができなければタイムを大幅に落としてしまいます
松岡玲は全体的にも良くはなかったですが、特に1セクターのスピードののりが悪かったですね
今回欲しかった予選2列目(6位以内)には程遠い感じでした
他ライダーも苦戦してましたね
熱い路面でのグリップ力低下とエンジンも垂れて想定タイムを全車大幅に落とした予選となりました
TOPタイムでも前年度の約1.5秒も落ちてました
25分の公式予選20位まで順位を落とした松岡玲ですが、何とか踏ん張って6周目に2’14’931の予選ベストタイムを刻み
不本意な16位で予選終了となりました TOPとは1.953も離され決勝レースが更に苦しくなりそうです
ここまで調子が上がってきてたので相当悔しい結果です
決勝レースのスタートと勢いに賭けたい所です
決勝レース
気を取り直して20分間のウォームアップでセット変更した足回りに期待したいですが、なかなかうまく噛み合いませんでした
これは根本的な事が欠けているのかなと思いました
簡単ではない夏の鈴鹿は分かっていますが、全日本ともなれば改善をテストの時点で終わらせておかないとレースになりません
しかし次はもう決勝レースです
全力の更に上をいく何かを魅せて欲しいです
がなんとグリッドについてすぐ雨が降り始めました
そしてディレイになり、一旦ピットに帰還します
まもなくアナウンスで10分後にサイティングラップ開始、クイックリスタート2周減算11周での決勝スタートとなる様です
クイックリスタートとは最短でレーススタートするスタート方式です
雨雲があるので難しい選択が強いられますが一番はディレイし時間の空いた時のライダーの集中力低下です
そして10分後何も無かったかのような晴天になりました
そしていよいよリスタートです
松岡玲は完璧にスタートを決め、16番手から6番手アップの10位付近でS字区間に入ります
6周回まで12位付近を走れていましたが、7周回目に後車にパスされ順位を落としてから焦ったのでしょうか
第2セクターのデグナー2でフロントからスリップダウン
マシンは横回転しバリアに突き刺さり真上を向いてしまいました
デグナーは1発でパチッと決めてしまわないとフロントが抜ける事が多いコーナーです
幸運にも松岡玲は高速でスライディングしバリア手前で止まってくれました
RSタイチのエアバックも開き、丈夫なRSタイチのツナギ、グローブ、アルパインスターのブーツ、SHOEIヘルメットのお陰で、かすり傷一つありませんでした
転倒は残念でなりませんが、装備品に感謝です
レースはその後無事終了し松岡玲も積車と共にピットに帰ってきました
悔しい思いしかない鈴鹿のレースは終わりました
最後に数々の素晴らしい写真を多数のカメラマンさんから松岡玲にご提供頂けて感謝してます
今後もどうぞ松岡玲を宜しくお願い致します
まとめ
今回のMFJGPは落としたくないレースでしたが、落としてしまいました
現地で灼熱の中、2日間応援頂いたファンの皆様には本当申し訳ないの言葉しか見つかりません
全日本の選手は皆一瞬の焦りや集中力の低下等で大事故を起こす可能性がある様な危険なスピードでレースしています
今回中の人の感想で言えるのは、はやり予選に焦点をもっていかねければならない事の大切さを実感してます
勿論それまでには、過酷なトレーニングやメンタル面の更なる強化、マシン構造や動作の認識を高める事ですね
そして一番大事だと思うのは、タイヤへのダイレクトな感じ方、感じ方を得るには十分にトラクションをかけていける技術向上だと思います
他にも、山程ありますが常に速い選手は色々な情報を瞬時に感じ取れ、頭を使った走りができているからこそ常にトップで走る強さと速さを身に付けているんだと思います
厳しい言い方をするとすれば、ひと昔のタイヤやマシンより今は各段に性能が向上しているので、たとえ良いタイムや順位だとしても、さらに掘り下げて満足せず、考えてみる事も必要なのかな?って思います どこまでいっても満足は無いのはモータースポーツも同じですね
全日本ST600クラスは最終地点では無く、異次元の強さで通過しなければならないクラスですから
あくまでも個人の意見ですw
松岡玲はオートポリスの事前テスト、岡山事前テストとテストが続きます
本人も転倒の原因等、基本から見直ししてる最中です
全日本岡山には、ベストで魅せれるレースが出来る様全力で挑むと思います
引き続き、熱いご声援宜しくお願い致します!
次回は地元岡山国際サーキット!詳細等ブログアップします
応援グッズも追加予定です!お楽しみに!